東京のローカルコミュニティ ~世田谷コミュニティ財団 第1回設立発起人会でした!~
7/22のキックオフ会から約3週間。
改めて、「世田谷コミュニティ財団」の「設立発起人会」を開催しました!
■設立発起人とは?
準備会ウェブサイトでは、発起人を次のようにご紹介しています。
- 設立発起人とは、「コミュニティ財団の設立」に共感し、12月までの財団法人設立までの道のりを共に歩む方を指しています。
- 一人あたり10万円のご寄付を頂戴し、頂いた資金は2017年12月までの活動原資として利用しています。
発起人は、「世田谷にコミュニティ財団をつくる」という私たちの夢に共感し、文字通り「財団を生み出す」半年間の道のりを「おひとり10万円のご寄付」という形の共感で支えて下さる方々です。
■25人の発起人一覧
当初、企画を考えた「呼びかけ人」は12人。
これに、新たに13人が加わって、
合計で25名の発起人がずらりと勢ぞろいしています。
■密かに引いていた「撤退ライン」
コミュニティ財団の設立準備をするにあたって、最初の最初にコア企画を考えた際に、自分で「撤退ライン」を引きました。
- 3月末までに、12人の「呼びかけ人」の意思統一と明確なコミットメントの意思表示がなければ撤退。
- 設立発起人を20人集められなければ撤退。
この2つです。
但し、
- 「まだ海のものとも山のものともわからない」以上、数を打てば当たる形式は取らない。
- 趣旨を理解し、「頂いたご寄付は設立準備の軍資金として積極的に使う」という点に、了解頂ける方に仲間になって頂こう。
と考えました。
この「軍資金として使う」という点がポイントでして。
組織を立ち上げる時には
「小さく機動力を持って、細かくPDCAを回して改善しやすいように」
というのが鉄則だと思うのですが、今回は、コミュニティ財団という性格上、
- 信頼に見合う基盤を整える
- 幅広く声をかけて大きなムーブメントにする
ことが必須だと思いました。
だからこそ、それを質的にも、活動量的にも支えられる環境を作っておきたい、と思ったわけです。
そして無事、目標を達成し、25人の設立発起人を、しかも数を稼ぐ方式ではなく、呼びかけ人1人ひとりが「この人は」、と思う方とコミュニケーションを取りながら、集めることができました。
※補足しておくと、これとは別に「賛同人」というカテゴリで、共感と賛成の意思表示をいただいている方もいます。
こちらは、立場上、寄付はできない、という方も含みます。こちらはまた別途、ご紹介したいと思います。
■そして初の「発起人会」の開催
そんな準備も踏まえ、今回初めて開催した「発起人会」。
お忙しい中、多くの皆さんにご参加頂きました。
今回のディスカッションのテーマは「600人の設立寄付者にどう出会うか?」ということ。
そう、これから
- 「設立寄付者」としての寄付 (600人以上から600万円以上)
- 「設立後に最初に行う助成の原資への寄付」(300万円以上)
を集めきらねばなりません。
そのための作戦会議が、今回の発起人会の目的だったのです。
■アイデアの嵐
事務局側の準備状況を共有し、目標や懸念点を共有することで目線を合わせた後、
出るわでるわ、ずらずらずらっと、ファンドレイジングの機会づくりのためのアイデアが。
率直に言って、驚きました。こんなにどんどんとアイデアが出てくるとは。
そして何よりも、発起人の皆さんの背後にある豊かなネットワークに驚嘆です。
特に、ローカルで活動してきた皆さんの力強いこと。さすが、の一言でした。
■東京にあるローカルコミュニティ
私自身は、
- 名古屋
- 山梨(都留)
- 三鷹
- 世田谷
と、学業や就職などのライフイベントを機に、生活する場を変えてきました。
そしてそのゆかりのある土地で、それぞれのローカルコミュニティに触れ、学び、研究し、その時ごとに暮らしている場所で、割と積極的にコミュニティに関わる活動をしてきた方だと思います。
そのたびに感じてきた「ローカル」であることの価値や意味、リアリティ。
それを、90万都市世田谷でも、改めて感じるのです。
■手触り感と心地よい重み
東京にも、ちゃーんとローカルコミュニティはある。
電車に乗って通勤している生活の中では、残念ながら見えず、触れにくいけれど、やっぱりそこにはローカルならではの手触りが存在するのです。
私たちは決して、閉鎖的だったり封建的だったりするコミュニティを懐古的に作り出そうとしているのではありません。
ただ、こうやって活動していく中で触れる、コミュニティの手触り感は、凄みがあり、重みがあり、そして豊かで美しいものだと感じます。
差し出した手のひらに、ちょうどいいサイズのすべすべした石ころが、重すぎず、軽すぎず、すっと乗るような。
月齢相応に日々成長していく赤ちゃんを、抱き上げて両手で抱え、その重みを確かめるような。
そんな、リアリティある重みを、私は感じるのです。
そして、この心地よい重みを、皆さんに感じて頂いて、関わって頂く機会を増やしたい、そう思っています。
この先どんどん、「コミュニティ財団」というものに触れる機会を創り出していきますよ!
ご期待下さい。