【審査員を務めました】西武信用金庫「地域みらい助成金」
西武信用金庫さんが主催する「地域みらい助成金」。
この日は審査会&贈呈式に、審査員としてお招きいただきました!

西武信用金庫さんと言えば、会員数10万人、支店数74、預金残高2兆円超、取引先数2万軒を誇る、日本有数の信用金庫です。
またビジネスマッチングや専門家派遣など、事業支援にも積極的に取り組まれている金融機関でもあります。
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「地域みらい助成金」は、そんな西武信用金庫さんが、2008年から継続的に実施している助成制度です。
助成の原資は、西武信用金庫さんの「地域みらい定期預金」の預金者受取利息の一部と、金庫の拠出金から成るそうです。
言ってみれば「預金者と金庫が協働で造成する助成金」だと言えるかな、と。
そんな「地域みらい助成金」、今年は7つの団体が無事、助成先として採択されました。

審査会では、各団体から、想いのこもったプレゼンテーションを聞かせて頂きました。
そのどれもがかけがえのない、まちの小さな宝物だなぁ、と
そしてこの助成金、金庫の各支店の職員の皆さんが申請者の横に座って見守っていらっしゃるのですよね。
助成先の公募過程では、各支店からの推薦もあるとか。
その事そのものが、ほんとうに素敵だなと感じました。
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以下は私の私見ですが。
「地域みらい助成金」のポイントは、
「『金融業』に取り組む西武信用金庫さんが、『金融』の仕組みや広がりを使いながら、『金融では関わりきれない、まちの小さな経済主体にアプローチを続けている点』にあると思います。
地域みらい助成金の助成先の中には、投融資の世界からはちょっと距離のあるお取り組みも含まれます。
そうすると、通常であれば金融機関である、西武信用金庫さんとの接点は生まれないわけです。
でも「助成」という仕組みを使えば、そうした担い手の皆さんともつながることが出来る。
そしてそれは、巡り巡って地域の持続可能性を高めるわけです。
加えて職員の皆さんが、そうした「まちの小さな担い手」に目を向け、心を向けるきっかけにもなっている。
このことが、「地域みらい助成金」の価値だと、私は思います。
※ちなみに西武信用金庫さんは、助成金ではなく、融資プログラムである「ソーシャルビジネス向け融資 S-wish」もお持ちです。
こちらの話はまた別の機会に。
「地域みらい助成金」
https://www.shinkin.co.jp/…/chiikimiraizyoseikin.html
「地域・社会課題解決ビジネス応援融資」(愛称:S-wish スウィッシュ)https://www.shinkin.co.jp/seibu/business/loan/s_wish.html
1枚目の写真は、助成採択団体の皆さまと。
2枚目は、共に審査員を務めたコミュニティビジネスサポートセンターの永沢さん、そして西武信用金庫の髙橋理事長と。
髙橋さんとはもう15年以上のお付き合いになります。
理事長になられても、変わらぬ熱さと志に、いつもはっとさせられています。
(髙橋理事長のForbesでの記事も是非ご一読をどうぞ!)
https://forbesjapan.com/articles/detail/77210?read_more=1
審査会後、金庫の皆さんと意見交換や作戦会議も出来て、とても充実した時間でした。
採択団体の皆さま、改めましておめでとうございました!