楽天グループ「Dialogue for Change with Rakuten」にて、総括コメント役を。
楽天グループが「社会のWell-beingの実現」を目指して取り組むイベント「Dialogue for Change with Rakuten」。
昨日はイベントの総括コメント役を仰せつかりまして。
楽天本社までお邪魔して参りました
Dialogue for Changeとは
Dialogue for Changeとは、対話を起点に、未来に向けてポジティブなインパクトを創出しようという試みです。
今年のテーマは「多様な幸せを実現する地域のレジリエンス」。
昨日は6つのチームから、半年間にわたるお取り組みを聞かせて頂きました。
取り組みのユニークネス
私なりに、この取り組みのユニークネスを集約すると、次の3つかな?と思います。
●1:マルチステークホルダーでのチャレンジ
1点目は、マルチステイクホルダーによる取り組みであること。
各地でのチャレンジは、楽天社員、県職員、地元金融機関職員、学生の皆さんなど、混成チームで取り組まれています。
異なる立場にある方々との対話は、それそのものが新しい発見に満ちていたものだったのだろうな、と。
●2:対話とアクションのループ
2点目は、「対話」と「アクション」のループがあること。
プログラムのキーワードは「ダイアローグ」なわけですが、対話の先、各チームでは何らかのアクションにチャレンジされています。
おそらく全てのアクションが順風満帆だったわけではないのだと思いますが。
いやむしろ、異なる他者と何かにチャレンジすれば、すれ違いやスピード感の違いを感じることの方が多いわけで。
でもそのこと自体が貴重な価値だな、と。
対話と実践、そして内省のループを踏むことが、関係性を深め、より良きアクションを産み出すことにつながったのだろうな、と感じました。
●3:価値観を揺さぶる瞬間の存在
3点目は、価値観が揺さぶられる瞬間があること。
各チームの発表からは、「何が地域のレジリエンスなのか?」「何を目的とすべきなのか?」という問いに向き合われていた様子が伺われました。
問いを持ちながら対話を重ねることで、楽天社員の皆さんはもちろん、地域の皆さんにとっても価値観が揺さぶられる瞬間があったのだろうな、と。
発表の中ではそのことがありありと感じられました。
「個」と「コミュニティ」、「組織」との往復
楽天さんとは、以前からサステナビリティ関連のお取り組みをご一緒させて頂いていたのですが、改めて、こうしたチャレンジを継続されている意義を強く感じました。
企業単位でこうしたプログラムに取り組む際に重要なことは、「個人⇔コミュニティ⇔組織(会社)それぞれのレイヤーをいかにより良く往復するか?」だと思います。
昨日はまさに、「個」を置き去りにせず、でも「個」に収斂しすぎない(つまりコミュニティや組織単位でのWell-beingにもちゃんと目線がある)場だったな、と。
対話と自己変容
そしてそうした対話と実践のループの先には、「より深い自己変容」があると思うんですよね。
見える世界そのものが変わったり、同じ場、同じ機会に触れても異なるものを感じたり。
そうした変化の中には、その時、即時で現れず、ゆっくり時間をかけて立ち現れてくるものもあるように思います。
楽天という組織、そこで働く皆さん、そして今回のお取り組みに触れられた地域の皆さんが、それぞれのレイヤーにおいて、この先どんな自己変容や化学変化を経験されるのか。
この先にある物語を、聞かせて頂ける日が来ることを、楽しみに待ちたいな、と思います
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サンフランシスコにも一緒に行ったJulian、さらには楽天で地方創生のお取り組みをリードする塩沢 友孝さん、そして写真は撮り損ねてしまいましたが、ずっとご一緒していた崎村さんなどなど、皆さんに久々に会えて嬉しかったです!
何より運営側の皆さんの、「良き場を作ろう」という意思が、場の熱量をぐっと引き上げていたように思います
そのコミットメントそのものも、この場の価値だなぁ、と。
楽天の皆さま、ゲストや参加者の皆さま、良き場をご一緒させて頂き、ありがとうございました!
皆さんとまた次、ご一緒する機会を楽しみにしています
https://corp.rakuten.co.jp/sustainab…/dialogue-for-change