【登壇しました】LEAP DAY2023、沖縄・糸満にて

沖縄・糸満市で開催されたLEAPDAY2023。

昨年度のオープニングセッション、先週のLEAPDAY常陸・福島に続き、今回はクロージングセッションに登壇しました。

写真は昨日のセッションの様子です。

素晴らしく、楽しいひと時でした!

登壇者の皆さんと。会場中央にステージが配置され、ぐるりと観客に囲まれながらお話ししています。

今回のセッションのテーマは、

「新しい学びの形〜神山まるごと高専とCo-Innovation University(仮称)が見る地域と未来〜」です。

登壇者は

・神山まるごと高専事務局長の松坂孝紀さん

・Co-Innovation University理事長候補の井上博成Inoue Hironariさん

・わたし

の3人です。

神山まるごと高専はこの春、開学したばかり。

CoIUは4年制の新設大学として、2026年春の開学を目指しています。

今回のセッションでは

・人口減少が続く中、なぜ今「新しい学びの場」をつくるのか?

・目指す学びの形とは?(学び手にもたらしたい変化とその意図)

・ローカルのエコシステムとどう繋がるか?(実践的な学びを育むエコシステムを地域社会でどう創り、教育機関としてどう繋がるのか?)

という3点にフォーカスして、お話し頂きました。

セッションのオーガナイズと当日のモデレーター役として、最も気にかけていた点は、

『神山まるごと高専とCoIUの2つの実例を、沖縄発で日本中に広がりつつある、「frogsモデル」と紐づけ、学びのエッセンスを引き出すこと』

です。

あくまで私の解釈ですが、神山まるごと高専もCoIUもfrogsも、

・次世代を担う若手人材がアントレプレナーシップを発揮できる場面をつくりだすこと

・他者との共創・協働により、内的・人間的な成長を遂げる可能性を広げること

・自己の成長に満足して終わるのではなく、「より良い社会」とは何かを考えながら、その担い手としての自分を認識し、社会に対して何らかの働きかけを行おうとする人材を増やすこと

を目指していると思います。

またLEAPDAYに集う皆さんは、そうした実践を何かしらの形で担ったり、支えたり、その中で学んだりされているわけです。

そうした実践者の皆さんが、2つの新しく出来た/あるいは立ち上げられようとされている教育機関から何を学べるか?

人材を生み出す場を育む上でのポイントを、どうしたらより良く考えることができるか?

そんなことを考えながら、モデレートをしていました。

また、これは主眼ではないのですが、一つの意図として、LEAPDAYに集うfrogs生の皆さんに、井上博成さんという人に触れてほしいな、という気持ちもありました。

(※frogs生とは、半年間、自らの関心に基づき、何らかの実践的なプロジェクトに取り組んできた、主に高校・大学生を指します。

LEAPDAYは、沖縄・茨城・福島・北海道などの各地のfrogsプログラムの最終プレゼンの場、という位置づけも含むイベントです。)

私自身は、当時20代半ばだった博成さんに2014年に出会いまして。

博成さんは、最初に会った時から、「将来、飛騨高山に大学が作りたいんです」と仰っていたんです。

一般論で言えば、「20代の若者の夢」だと思います。

そして殆どの場合、夢物語で終わる話、だと思います。

しかし博成さんは抜群の行動力と思い切りで、「20代の若者が語る大いなる夢」を具体化されていかれています。

そのことは、自分のやりたい事を探し、形にするという実践を始めたばかりの10代・20代のfrogs生はにとって、きっと刺激になるはずだと思ったのでした。

セッションで何を感じたかは、聞き手の皆さまに委ねるとして。

私自身は、沖縄の持つ開放的で優しいエネルギーに触れながら、とても楽しく、充実したセッションの時間を過ごすことができました。

今回のLEAPDAY2023、写真の通り、会場の真ん中に設営されたステージを、観客の皆さんがぐるりと囲む設えでした。

フラットで、でも集中してセッションを聞くことが出来る、とても良い場だったなと思います。

演者側としてステージに立った感覚としても、とても良い距離感と緊張感感だったなぁと感じました。

ちなみにオンラインからも、CoIU関係者がセッションを聞いてくださったとか。

このことも、とても嬉しかったです。

そして毎年毎年、この美しい、エネルギーに満ちた場を作って下さるLEAPDAY実行委員会の皆さま、そしてその中核を担う株式会社frogsの皆さまにも最大限の感謝と敬意を。

大好きな場所、沖縄に関わる機会を下さるすべての皆さまに心から感謝です!

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