生み出した価値と向き合うWS~東日本大震災から12年目の春に
東日本大震災から12年。 2023年3月11の朝、仙台に向かいました。
この日は宮城県仙台市で活動する、NPO法人STORIAさんのワークショップにて、ファシリテ‐ションを。 1年かけて取り組んできたワークの、最終日でもありました。
NPO法人STORIA https://www.storia.or.jp
翌日からは、宮城県石巻市雄勝にあるMORIUMIUSにお邪魔しました。
MORIUMIUS(モリウミアス) https://moriumius.jp
STORIAは、「愛情が循環する未来へ」をキーワードに活動するNPOです。
震災後、経済・精神的に困難の中にいる親御さんと子どもたちを支える活動を、続けられてきました。
そのご尽力は本当にあたたかく、そして素晴らしく。 人の在り方そのものを、自分自身が問われているような気持ちで、毎回のWSを続けてきました。
東日本大震災から12年となるこの日。
仙台へとひた走る新幹線の中で考えるのは、この12年間、自分は何が出来たかな?ということ。
一歩でも未来が良くなるよう、力を尽くせたか?
その役割は、貢献は、コミットは十分だったか?
そんなことを自分に問いかけながらの仙台訪問でした。
今回のWSは、組織の中で繰り返し対話を重ね、準備を続けてきたものです。
でも最初に「3/11にWSを開催したい」と伺った時、自分の中に戸惑いもありました。
ほんとうにこの日でいいのですか?おつらくはないですか?と何度も確認したのも事実です。
でもやってみて、今日という日に開催したことには、計り知れない意味があると感じました。
今日みんなと対話したからこそ、出会えた感情や言葉があったからです。
震災がなければ、きっとこの場はなかった。
ここにいられることに意味がある。
生きていていいんだと、やっと思えた。
自分を受容できる場所に、やっと出会えた。
参加者の皆さんから出てくる言葉のひとつひとつが本当に貴重で。
皆で深く深く、対話ができたように思います。
この日は午後いっぱい、NPO法人STORIAに関わっている、スタッフやプロボノメンバー、ボランティアの皆さんと共に過ごしました。
WSのファシリテーターとして、かけがえのない時間を過ごしたように思います。
仙台の街で暮らす子どもたちと、経済的に困難な状況にある親御さんたちを支えてきたSTORIAの皆さん。 STORIAが思う、愛情と優しさの循環が、もっともっと広がりますように。
この先もそっと、応援を続けたいと思います。