渋谷のラジオ(4月)後半:音楽ワークショップ・アーティスト「おとみっく」のお二人をお迎えして

火曜の朝は、渋谷のラジオ。

今朝は前半・後半、それぞれのゲストをお招きしました。

本記事では、後半のゲストとして出演いただいた音楽ワークショップ・アーティスト「おとみっく」のお二人とのトークについて、お伝えします。

(前半についてはこちらからどうぞ!)

■ゲストについて

後半のゲストは、音楽ワークショップ・アーティスト おとみっくの

  • 坂本夏樹(さかもとなつき)さん
  • 櫻井しおりさん

のお二人です。

お二人とは、先日開催された日本ファンドレイジング協会・アートチャプターのセミナーで初めてお会いしました。(セミナーのページはこちら

このセミナーの中で音楽ワークショップを体験するコーナーがあったのですが、それがとても素晴らしく。

これをぜひ、リスナーの皆さんと共有したい!ということで、ゲストにお呼びした次第です。

後半のゲスト、おとみっくの坂本さん、櫻井さん

 ■音楽ワークショップ「おとみっく」とは?

おとみっくさんは、「音楽をコミュニケーションツールとして、様々な人と繋がる機会をプロデュースしているアーティスト集団」です。

音楽を通じて感じる楽しさを、老若男女に味わってほしい。

未就学の赤ちゃんであっても、障がいを持っていても、バリバリ働くキャリア人材であっても、高齢者であっても、音楽を通じて、他者と、自分と対話する機会を生み出していきたい、と活動されています。

公式Webサイトからの引用はこちら。

 2012 年に結成。音楽大学を卒業し、ロンドンやポルトガルをはじめとする国内外様々な音楽ワークショップの手法を学び、現在に至る。これまで、音楽ホール主催公演への出演のほか、科学館や他分野のアーティストとのコラボレーション・ワークショップも実施し ている。また豊島区での月1回のワークショップは4年目を迎え、地域のコミュニティづくりや、福祉施設への訪問にも力を入れている。

■番組内でもワークショップ体験を!

今回は特別編!ということで、番組内でも音楽ワークショップを生で実施して頂きました。

当日は、「カホン」という南米の打楽器をスタジオに持ち込んで頂きまして。

櫻井さんがカホンを演奏、坂本さんのディレクションで、私も手拍子などでライブワークショップに参加させて頂きました!

 

番組開始前。カホンを叩いて音の調整をしている様子。櫻井さんが乗っているのが南米の楽器「カホン」です。

結構おおきな音が出るので、慎重に音量を調節しています^^

■音楽ワークショップの魅力

私自身も、小さい頃は音楽をやっていたのですが。

その後は全く、音楽の世界とは縁遠くなり。
出産後は特に、海外出張の際にかろうじて現地のオーケストラやオペラを見に行くか、知人や親族が出演するコンサート、あるいは友人にお誘い頂いて、クラシックを聴きに行く程度。

あとは子どもと一緒にリトミックを楽しむくらいでしょうか。

そんな私にとって、先日参加させて頂いた「おとみっく」さんのワークショップは、いつからか遠くに行ってしまった「音楽って楽しい!」という感覚を、思い出させてくれるものでした。

手や肩、胸、足を使って音を出すボディパーカッションや、

即興で生み出すリズム。

そして自分のお腹から出てくる声、うた。

そのどれもが、普段使わない、自分の「身体」を生き生きと呼び起こすような体験でした。

心と身体はつながっていて、身体性が呼び起こされることで、体の中からエネルギーが湧いてくるような。

そんなひと時だったと感じます。

音楽ワークショップの体験を通じて感じたことは、

音楽ワークショップは、最高のチームビルディングの機会になる

ということです。

即興で一つの作品を作るから、コミュニケーションが深まる。

でもその作品は、決して「音楽をやっている人だからできる」ものではなく、誰でも参加できる仕組みやしかけに溢れている。

そして何より、身体を使うことで、心がとてもオープンになる。

だからこそ、相手との距離が縮まり、良いチームになれる。

そんな効果があるような気がしました。

「音楽ワークショップ」と言うと、音楽の好きな人だけ、あるいは未就学児や児童など、子どものためのもの、と思いがちですが、最も良い影響を及ぼすのは、大人特に普段デスクワークが中心の企業や組織)なのではないでしょうか。

 ■音楽ワークショップ・アーティストという生き方

今回ゲストにお招きした櫻井さん、坂本さんのお二人は、もともとは音楽大学でピアノを専攻していたとのこと。

講義を通じて「音楽ワークショップ」を知り、こんな風に音楽を通じてコミュニケーションが深まるんだ、と、目からうろこが落ちたと言います。

 

しかし、音楽ワークショップ・アーティストという存在は日本ではまだ「職として」確立されているとは言えません。

 

「音楽ワークショップ」は、どんな組織や人であっても、クリエイティビティが求められる時代だからこそ、活きる仕組みや仕掛けだと思います。

ぜひ、これからの展開を期待したいなと感じました。

 

番組終了後、控室にて

■6日、土曜はサントリーホールへ!

おとみっくさん、6日土曜日はサントリーホールの春の恒例イベント「オープンデイ」で、音楽ワークショップを実施されるそうです。

桜の季節に毎年開催されるこちらのイベント。

とっても豊かな時間になりそうですので、ご関心のみなさまはぜひ、Webサイトをチェックして下さいませ!

ラジオ放送の様子は、下記からお聞き頂くことが出来ます。

みなさまどうぞ、お聞きください!

 

——-

<番組名>

渋谷のラジオ

渋谷社会部 ~楽天ソーシャルアクセラレーター&おとみっく~

2019年4月2日(火)9:00〜10:00

https://note.mu/shiburadi/n/nafbc0039a159

 

<番組解説>

本日の渋谷社会部は前半と後半にわけてお送りしました。

テーマは『優しくて、イノベーティブな人と組織とコミュニティをつくる』です。

 

前半は、楽天株式会社が取り組む「楽天ソーシャルアクセラレーター」発起人の田中はる奈さんにお越し頂きました。

後半は、音楽ワークショップに取り組むアーティスト“おとみっく”の坂本夏樹さんと櫻井しおりさんのお二人にお越しいただきました。

番組後半では、打楽器”カホン”の生演奏と共に、パーソナリティと共に音楽ワークショップを体験しました。

 

前半では社会貢献の新たな息吹が、後半では音楽ワークショップの持つ可能性が皆様に伝わりましたでしょうか?

本日の放送を聞いて今日のテーマに思いを馳せてみませんか?

 

【出演】

水谷衣里さん(株式会社 風とつばさ 代表取締役)

前半:田中はる奈さん(楽天株式会社 楽天ソーシャルアクセラレーター発起人)

後半:坂本夏樹さん、櫻井しおりさん(おとみっく)

 

【編集・文章】

永井楓
塩原柚紀
西岡晴菜

https://note.mu/shiburadi/n/nafbc0039a159

2019年04月05日 | Posted in セミナー内容の共有・告知 | タグ: , , , Comments Closed 

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