ラジオ番組、パーソナリティとしての初仕事、でした。(渋谷のラジオ)

昨日投稿した「渋谷のラジオ」、パーソナリティとしての初仕事を終えました。

初回のゲストは株式会社グラディエ 代表取締役で地域デザインブランドfutacolabの立役者、磯村歩さんにお越し頂きました。

ゲストとして出演下さった磯村さんと。放送終了後。

番組の様子は下のURLからお聞き頂く事が出来ます。

https://note.mu/shiburadi/n/n6c9c660f1ede

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私が担当するのは「渋谷社会部」というコーナーです。

隔月・第1火曜日を担当します。

お引き受けするにあたって、「どんなテーマを掲げようかな?」と考えました。

せっかく「ラジオ」という場を頂くのだから、自分が大事にしているテーマや価値観も反映出来たらいいなぁ、と。

で、出張先のホテルで朝、1人考えごとをしていた時に浮かんだのが「優しくて、イノベーティブ」というキーワード、でした。

この言葉はここ最近、自分の中で大切な言葉になりつつあります。

現状を維持するだけではない。必要な新陳代謝は起こしていく。

でも、冷たい、人を置き去りにするイノベーションではなくて、優しいイノベーションが、この先の未来には必要だなあ、と。

私の仕事や活動の価値の一つは「ソーシャルセクターの基盤強化」の一翼を担うことなのですが。

それは「社会課題を人間らしく解決していこう」と考える人々の営みを、どう繋いでいくか・発展させていくかということだと思います。

そんな毎日を過ごす中で思うことは、ソーシャルセクターに今必要なことは、「優しくて、あたたかな人間らしい、イノベーション」を起こすことではないか、ということ。

そんな思いが膨らんでいることから、番組のテーマを
優しくて、イノベーティブな人と組織とコミュニティをつくる
とし、その実践や支援に取り組む方をゲストにお招きすることにしました。

ゲストとしてお招きしたのは、地域デザインブランドfutacolabの仕掛け人である磯村歩さんです。

futacolabは、公益信託世田谷まちづくりファンド「キラ星応援コミュニティ部門」の助成先でもあります。

磯村さんは、富士フイルム株式会社で、デザイナーとして活躍されていました。

独立後は、障がいを持つ方とのコラボレーションも含めたダイバーシティにあふれる活動に取り組まれています。

futacolabの看板商品である焼き菓子HOROHOROは、企画・製造・販売の全ての過程で、多様な人を巻き込んでいる、素敵なプロダクトです。

例えば、アーティスト、デザイナー、障がいをもつ方、福祉作業所のスタッフの皆さん、パティシエ、世田谷区内の大学・学生、ボランティアなどなど、数え上げればきりがありません。

障がい者の就労支援と、一言で言ってしまえばそれまでなのですが、その取り組みは、見事なくらい、優しくて、あたたかな、人間らしいイノベーションの塊なのです。

アートと福祉を繋げるというコンセプトは、価格競争力も含めた商品の価値向上へ昇華されています。

ダイバーシティある取り組みが、リアルな商品価値を体現されてる好例です。

なにより障がい者の福祉作業所の皆さんの、生きがい、働き甲斐、そして工賃向上にも寄与されている。

パーソナリティ初回にふさわしい、優しくて、イノベーティブで、素敵なゲストをお迎えすることが出来ました。

また「渋谷のラジオ」らしく、渋谷との繋がりも掘り下げました。

渋谷区神南にある「桑沢デザイン研究所」での活動や、その中から生まれたシブヤフォントについてもご紹介頂きました。

詳しくはこちらから:シブヤフォント
(渋谷でくらし・はたらく障がいのある人の描いた文字や数字を、渋谷でまなぶ学生がフォントとしてデザインしたパブリックデータの取組みです。)

お引き受けしたパーソナリティ、前半は前回同様、マドレボニータの吉岡マコさんが担われています。

昨日は、NPO法人ETIC.スタッフで、SUSANOOというこれまた魅力的なプログラムをけん引している渡邉賢太郎さんがゲストで登場されていました。

渋谷のラジオは通りから収録の様子を覗き見ることが出来ます。スタジオに到着した時は前半の放送真っ最中でした。

収録ブース内、前半と後半の短いバトンタッチの時間を使って、3人でSUSANOOのポーズを(笑)。みんなで「荒ぶって」います。

 

みんなで「荒ぶる」ポーズ。

 

隔月1回というゆっくりとしたペースですが、また次回、「優しくて、イノベーティブな人と組織とコミュニティをつくる」ための実践者・支援者の方にフォーカスを当てて、お話する時間を持ちたいと思います。

ゲストとしてご参加下さった磯村さん、ありがとうございました!

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