文京区子ども宅食プロジェクト/コレクティブインパクト
昨日リリースとなった、文京区の子ども宅食プロジェクト。
- 生活の厳しいひとり親家庭など1,000世帯のご自宅に1-2ヶ月に一度食品を届ける。
- それを切り口にこどもの貧困問題を解決する新しいセーフティネットを創る。
- 資金調達にはふるさと納税制度を活用する。
目標は2000万円。 - 返礼品は用意せず、集まったご支援の全てを事業推進に活用する。
そんなプロジェクトです。
ということで、まずは何より、皆さま、ふるさと納税を。
ふるさと納税のサイトはこちら。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/155
◆寄付という名の未来への投資
最も大切な子どもの未来に「寄付」という名の「投資」をする。
そんなプロジェクトだと感じました。
プロジェクトには6つの主体が関係しています。
コンソーシアムの参加団体はこちら。
- 認定NPO法人 フローレンス
- 一般社団法人 RCF
- NPO法人 キッズドア
- 一般財団法人 村上財団
- 認定NPO法人 日本ファンドレイジング協会
- 文京区
得意を持ち寄り成果を確認しながら前にすすむ。まさに、コレクティブ・インパクト。
春から改めてお世話になっている日本ファンドレイジング協会は、社会的インパクト評価を担う側として、このプロジェクトに携わっています。
◆メディアリスト
プロジェクトは既にさまざまなメディアで取り上げられています。
大量にあるので、協会のサイトから抜粋した主なもののみご紹介を。
- マイナビニュース「東京都文京区が「こども宅食」をスタート–ふるさと納税で貧困世帯に食事を」
- 朝日新聞デジタル「東京)ふるさと納税で官民協働「こども宅食」」
- 弁護士ドットコムニュース「子どもの貧困対策、文京区で「こども宅食」…情報持つ行政と連携、食品ロスを活用」
- BuzzFeed News「食料を直接手渡す「こども宅食」は、「7人に1人が貧困」の子どもたちを救うのか」
- TBSニュース「“貧困”の子どもを救え、東京・文京区で 「こども宅食」」
- NHK首都圏ニュース「ふるさと納税で子どもに食品を」
コレクティブインパクトについては、この春からご一緒している、日本ファンドレイジング協会の松田さんの記事をどうぞ。
「日本版コレクティブインパクトの最新情報とはー尼崎市、文京区の現場からー」
http://jfra.jp/fundraisingjournal/1817/
◆学びたい。習いたい。広めたい。
こうした取り組み、世田谷のこれからにもとても参考になるなと思い。
直接これに取り組むかどうかは置いておくとしても、座組みの仕方、社会的インパクト評価、プラットフォームの活用、リリース力。
自分も携わっている組織が含まれているので、、なんなんですが、でも学ばねば、と思ったことが多くありました。
少なくともこういった、成果をちゃんと説明できる取り組み、資源を紡ぐ取り組みを増やしていかねば、と。
呼びかけ人・発起人の皆さんと何度も話し合っていることではありますが、改めて。
子どもや一人親家庭については、偶然にも最近世田谷のことを調べていたので、せっかくなのでシェアです。
▼世田谷区内の未就学児人口。
毎年1000人ずつ増えています。
祖父母と近居や同居でない割合は65%。
▼ひとり親家庭の経済状況
総収入は200〜250万円が最多。
ついて150〜200万円未満が続きます。
▼病気の時はどうしますか?
自分が仕事を休む。7割超えています。
仮にパートアルバイトで働いていたとしたら、収入に直撃ですね。
▼心配・悩み事
心配・悩み事のトップは圧倒的に経済的状況。
複数回答ですが7割を超えています。
(上の3つのグラフは「ひとり親家庭等アンケート調査報告書(平成20年11月)(PDF形式:753KB)」から。
世田谷区民90万人。
もしこの仕組みを移転させたら、何人にリーチできるだろうか。
誰と組めばできるだろうか。
どのくらいのふるさと納税が集まるだろうか。
その時にbackborn organization の役割をしっかり果たせるように。
まずは足元を固めていこう。
そんなことを思ったニュースでした。
◆進めています、コミュニティ財団づくり
コミュニティ財団の設立キックオフ会は明日開催。
しっかり気持ちを引き締めて、頑張ります。
皆さんぜひ、まちのインフラをつくる取り組み、聞きに来て下さい。
これ以上、底が抜けた社会を作らないために、どうしたらいいか、一緒に考えましょう。
https://www.facebook.com/events/1343825862363309??ti=ia
お申込みは上記URLから。区内の皆さまはもちろん、区外の皆さんの参加ももちろん、大歓迎です。