風とつばさと紙飛行機~ロゴマークのこと~
連休中、飛行機に乗っていたら書きたくなったので、たまにはちょっと横道にそれたブログを。
「株式会社 風とつばさ」という、ちょっと変わった社名。
ある日ある時、野外で音楽ライブを聞いていたら、空から降ってきた社名でした。
この社名を使い始めて3か月半。
時々、「なぜロゴが紙飛行機なのか?」と聞かれます。
この紙飛行機、デザイナーさんとディスカッションする中から生まれました。
ということで、ちょっとだけ、解説です。
私の仕事は、いつも「真っ白な紙」から始まります。
分厚くて長大なレポートを書き始める時も。
小さなちいさなコラムでも。
大きなプロジェクトの企画案を練る時も。
一期一会の講演のための準備も。
お客様と対話を始める最初の面談も。
長いお付き合いの成果をアウトプットとして共に練り上げる時も。
何の変哲もない一枚の紙が、お客様との対話、社会との対話、自分との対話を支えてくれます。
昔のブログに、こんなことが書いてありました。
「思考をするする、真っ白な紙に書きながら」http://blog.livedoor.jp/mizutanieri/archives/3757382.html
テキストを書き始めるよりも、この、本当の最初の最初、白い紙と向き合っている時間が一番しんどいです。
上の記事に書いてある通り。
「これがするする書けるとき(そして誰かに喋れている映像が脳内に浮かんでる時)は、大抵資料作成もその後の仕事も上手くいく。」
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紙飛行機は、自分自身の思考を深める上で、なくてはならないもの(=白い紙)から生まれたモチーフです。
- 頭の中に浮かんだイメージや言葉を誰かに伝えるために。
- ヒアリングやインタビュー、ミーティングで頂いた知恵や発見を、可視化するために。
- 誰かの経験や積み重ねを、言葉にして未来に残すために。
紙飛行機が、対話や思考を乗せ、風と共に空を切り開き、軽やかに、自由に舞っていく。
そんなイメージから、生まれました。
——
何か、目新しい商品ができるわけでもなく。
目に見える物体を作り出しているわけでもない。
そんな仕事ではありますが。
発見と積み重ね、思考の深まりを毎日の仕事にし、日々、言葉を連ねています。
webサイトのトップページ。
キラリとひかる、紙飛行機を見た時は、「ああ、対話と思考を乗せて飛んでいく紙飛行機なんだな」、と、思っていただければ幸いです。
より良い対話を、より良い思考を紡ぎだせるように。
支えたい、と思っている人や組織も、もちろん自分も、風に乗り翼をひろげられるように。
この先も日々努力、です。